【中学受験って何?③】みんなどんな理由で中学受験をしているの?~メリットとデメリット~

こんにちは!

中学受験マガジン編集部です。

シリーズ「中学受験って何?」第三弾です。

今回のテーマは「みんなどんな理由で中学受験しているの?」です。

気になりますよね。

中学受験をする理由

ではまず結論から参ります。

ジャジャン!

  • よりレベルの高い友達・施設・設備の環境がいい
  •  時代に合わせた最先端の教育が受けられる
  • 大学受験の入試対策
  • 付属の難関私立大学、人気私立大学への推薦入学
  • 新しい環境で再スタートしたい・地元の中学に行きたくない
  • やりたいこと(クラブ活動や制度)がある
  • そもそも中学受験が当たり前の地域環境

 

中学受験を目指す保護者の気持ちとしてはこれらの理由が多く占められているようです。

理由は1つではなく複数(4~5つ)を上げることが多いです。

 

詳細の内容はだいぶ前回記事の内容と重複していますのでそちもあわせてご覧ください。

【中学受験って何?②】中学受験するとどんな学校にいけるの?~中高一貫校?大学付属?男女別学?~

【理由①】よりレベルの高い友達・施設・設備の環境がいい

こちらは前回お話しているので省略します!

【中学受験って何?②】中学受験するとどんな学校にいけるの?~中高一貫校?大学付属?男女別学?~

【理由②】時代に合わせた最先端の教育が受けられる

こちらも前回ざっとお話しているので省略します!

【中学受験って何?②】中学受験するとどんな学校にいけるの?~中高一貫校?大学付属?男女別学?~

【理由③】大学受験の入試対策

そもそも中高一貫の6年間のカリキュラムはそれを視野に入れて効率的に構成されています。

 

大学入試に向けて先生も6年間でその指導ができ、大学への進学を視野に入れたサポートは一般の公立中学校に行くよりも格段に充実していると言えます。

 

特に私立は顕著で実績が人気につながるがためその対策は本気です。

国や自治体の方針に縛られない自由なカリキュラムで授業数も多く、高2で学習内容を終わらせ残りの期間は受験対策をすることが多いです。

私立は公立に比べて授業数も多く平均して1.5倍近くの授業時間になります。

 

私立は自習室などの環境なども充実しており、塾には行かず学校に任せるといったこともできます。

一方、公立の場合は受験進学した学校であっても塾と併用することも多いようです。

 

【理由④】付属の難関私立大学、人気私立大学への推薦入学

私立の学校で大学が付属している場合、そのまま非常に高確率で大学に進学することもできます。

俗にいうエスカレーター式というものです。

私立の人気の大学への入学を保証しておきたいといった理由もあるようです。

(※100%保証されているわけではありません。一定の成績の確保は必要)

 

付属の中学のある人気な大学には「慶應義塾大学・早稲田大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・学習院大学」などがあります。

 

一方、公立や国立などはこのようなエスカレーター式の制度はありません

(推薦入試はありますが、エスカレーターとは違い非常に難易度が高いです)

 

ただし、このエスカレーター式には注意点もいくつかあるので後半で触れます。

【理由⑤】新しい環境で再スタートしたい・地元の中学に行きたくない

結構な割合で占めるのがこの理由です。

  • 小学校の時の人間関係をリセットしたい
  • 地元の中学が荒れている・学力レベルが低い

などなど。

 

学力や素行に関してはその学校、その時の先生や学年の生徒達によっても変わりますので、それぞれ周りの人たちの話を聞いて判断するしかないでしょう。

 

人間関係に関しても大きな理由の1つです。

小学校は無差別で子供や親が集まる場所です。考え方や経済環境にとても差があるので、色々とトラブルが起きやすい傾向にあります。

中には子供がいじめにあったり、親同士がトラブルになることも少なくありません。

 

こういったトラブルは事故と一緒で、自分に非がなくても仕方なく起こることも多いので、

中学でもう3年その関係を続けるよりもリセットして新しい環境で再スタートしたいという人たちも多いようです。

【理由⑥】やりたいこと(クラブ活動や制度)がある

クラブ活動や部活

受験して進学する中学校は一般の公立中学と比較して、行事やクラブ活動なども様々な個性豊かな傾向にあります。

 

どうしてもお子様が「パソコン部」「漫画研究部」「鉄道研究部」などに入りたい!

地元の公立中学には入りたい部活がなく、人気の「野球部」「バスケ部」「吹奏楽部」みない部活しかないことも多いでしょう。

 

また、「もっとレベルの高い部活に入りたい!」「設備の整った施設でやりたい!」など個別の要望がある場合は、その学校を受験して入学するとお子様の6年間は非常に充実したものになるかもしれません。

様々な教育制度

クラブや部活の他にも学校によって様々な教育制度があります。

 

「将来海外の大学や就職を考えているので、国際教育を重要視したい」

学校内に外国人留学生がいたり、さまざまな国際留学や研修制度をもつ学校もたくさんあります。

他にも理系を強化させたければ文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校を選ぶなど。

 

そういったやりたいことを強くもつ子どもにとっては学校の部活や制度が中学受験の大きな理由になります。

【理由⑦】そもそも中学受験が当たり前の地域環境

親が私立中学だった、兄弟が私立中学で非常によかったからという環境の方もいれば、地域的な「中学受験当たり前」もあります。

 

東京に住んでいる人は4人に1人は受験しているので、周りに受験する人が全くいないということはないでしょうから、少しは誰もが検討してみることでしょう。

ちなみに全国トップの進学率と言われている東京の世田谷区や文京区は私立進学率は40%をこえています。

 

自分の地域がどうなのかこちらの都道府県進学率ランキングをみてみるといいかもしれません。

私立・国立中学校への進学率が高い都道府県ランキング

それぞれ理由のメリットとデメリット

 

理由を上げてきましたが、それぞれにはメリットだけでなく、デメリットがあるものもあります。

そもそも小学生の中学受験自体がデメリット?

前提として、中学受験自体が最大のデメリットかもしれません。

というのも、中学受験自体は本当に「大変」なことだからです。

 

多くの親は自分の中学受験経験はなく、高校受験からという場合がほとんどです。

ある程度、自律的に行動できる中学3年生と違って、小学生が受験に挑むというのは過酷です。

 

自己管理や集中力、欲求を抑制する能力、倫理観など中3に比べればはるかに未成熟。

 

その状態で親が経験した中3レベルの受験をすると思ってください。

(実際、今の受験レベルは昔以上です。きっと試験問題や勉強時間を知ったら驚くと思います。これ高校の受験?と)

 

放って置いても勉強する子はほんの一握りで、多くの子供はサボったり、目の前の遊びにとらわれたり、時にはカンニングをしてしまったりするでしょう。

そうでなくてもやってもやっても成績が一向に上がらない。

 

何度も中学受験やめようかと考える事でしょう。夫婦喧嘩や親子喧嘩も増えるかもしれません。

親がメンタル崩壊して根を上げることも少なくありません。

こんなに子供の時に遊びを制限して勉強するなんて「こどもがかわいそう」とも思いがちです。

 

子供も精神的につらくて途中でギブアップする子もいます。

 

受験なんてもっと成長してから中学生の時に初めてでちょうどいい、そんな親の気持ちも理解できます。

 

しかし、受験を乗り越えた人たちは今頑張って最高の6年間を過ごして、将来につなげてほしい。

そういう思いでメリットの方をとった人たちなのです。

 

受験に向いている向いてないなどは最後の最後まであきらめずにやりきらないとわかりません

直前の数カ月に爆発的に学力が伸びるケースもあります。

 

しかし、小学生という早い時期にがんばったこと、時間はデメリットなのでしょうか?

多くの乗り越えた人たちは不合格になった人を含めそう言う人は少ないです。

「やってよかった」と多くの親は言います。

 

この小学生時代に受験を頑張り、得たもの失ったものがメリットかデメリットなのかは本人たちにしかわかりませんが。

 

少なくとも事実として言えることは、何か人生の時間を失うのではなく小6で経験するか中3で経験するかだけの違いのこと。

 

あまり中学受験を知らない多くの人が「中学受験は人生で受験が1つ増える」ことだとお思いですがそれは違います。

 

ほとんどが中高一貫なので高校受験はしません。小6か中3かの時期がズレるだけです。

中学受験しなかったとしても、中3の時に受験はやってきます。

その時にいろんな我慢や制限をし、受験勉強時間を消費をするのは同じです。

 

追加ではなくズレなのです。

 

子供の中学生以降の人生を6年、10年という長い目で見て、今失うものと後から得るものの大きさを見極めて選択して欲しいと思います。

 

お金のデメリット

国公立の中学校の場合はそれほどではありませんが、受験進学する人の9割以上は私立です。

私立は国公立に比べて学費が高くお金がかかります。

これは完全にデメリット確定ですね(笑)。

 

学費(学校に支払う費用)の目安で言うと

国公立中学の学費は中学3年間合計で150万、高校3年間で140万

私立中学の学費は平均中学3年で420万、高校290万

なんとその差は6年間で倍以上の400万円以上の差になります。

(生活費や塾代などは含みません)

 

中高一貫校のメリットとデメリット)

中学受験をした6年間の中高一貫教育は大学受験を見据えて効率的なカリキュラムは組まれています。

しかし、一方でそのまま高校に進学できるので受験がなく、精神的に中だるみしやすい、というのが一般的に言われています。

ここは性格によって環境に甘んずることなく、自制と努力が必要になりそうです。

付属の大学エスカレーター入学のメリットとデメリット

私立を中学受験をして、選抜入試なしでそのまま付属の大学へエスカレーター式に進学できることは、受験をスキップできるというメリットがある一方、デメリットもあるという声も多く聞きます。

 

大きいのは受験組とエスカレーター進学組の学力差です。

多くの場合、直近大学受験という最も厳しい戦いを勝ち抜いてきた受験組のほうが圧倒的に高いです。

 

同じ大学に入ったものの小学校の時一度しか受験してないエスカレーター組と、何度か受験をくぐりぬけ大学受験を勝ち抜いた進学組との違いです。

まさに楽をすれば苦あり。6年の間にそこまで差が開いてしまう受験という競争を避け過ぎるのも考え物かもしれません。

 

結局は努力は本人次第ではありますが、戦いの中に放り出されないと、なかなか努力できないものです。

 

企業の就職面接の際にはエスカレーター式の進学はマイナス評価になるという話さえあります。

 

また、エスカレーター組の人間同士はよくも悪くも固まりやすいので人間関係が固定されがちです。

似たようなことは私立小学校→私立中学校の入学の際でも起こることです。

 

ところが、中学→高校の場合は起きにくい傾向にあります。

要因の1つは中高一貫の6年間のカリキュラムはそもそも大学に向けてより進んだカリキュラムで構成されているので学力差が逆転されないことです。

 

むしろ中高一貫校は高校から入った方が進んでいるカリキュラムに追いつくのに苦労すると言われているくらいです。

 

もう1つの要因は高校側があらかじめ対策をし、別クラスや授業を分けられていたりすることも多いことです。

その区分け自体が非効率なので高校からの入学を取りやめる学校(完全中高一貫校)も年々増えています

 

もし入りたい高校があった場合、その高校が今は途中進学を認めていても数年後は廃止されているかもしれません。

中学受験をしてもしなくても、そのことだけは中学受験の前に知っておいて損はないでしょう。

 

上記のデメリットでいえば中高一貫までは特に問題がなさそうですが、大学付属へのエスカレーター入学の際は注意点がありそうです。

 

ただ、大学受験がないというのはとてつもない時間上のメリットではあります。

何か他にやりたいことを見つけて、それに打ち込みつつ希望の大学で授業を受けられるというのは何物にも変えがたいメリットかもしれません。

また、その大学自体にどうしても入りたいという目的があればデメリットなんか吹っ飛んでしまいますよね。

 

単に大学名で入りたいと思っているのであれば注意が必要になりそうです。

地元の中学をやめて新しい環境にした時のメリットとデメリット

 

これも新しい環境がメリットになるか、デメリットになるかはその人次第です。

ゼロからの友達作りで6年間過ごすということはメリットにもデメリットにもなります。

 

仲の良い友達がいて今の関係を続けたいと思っているなら、変わってしまうこと自体がデメリットかもしれません。

今の人間関係があまりよくない場合、それを変えられるというメリットもある一方、

途中で何かトラブルが起きるとその途端に6年制という長さがデメリットにもなりえます。

 

先のことをあまり考えても仕方がないので、今の段階ではダメなら大変だけど途中から別の高校に入学する道もあると思っておけばいいとは思います。

 

ただ、一般的には中学受験をしない一般校公立中学にいくよりも、親の教育環境や意識の高さなどの考え方、価値観、経済力が似ている傾向にあるので、いじめなどトラブルが非常に少ないようです。

 

あえて中学受験しない人の中には「いろいろな環境と考え方の人と付き合うことを学ぶべき」という意見が多くあります。

 

 

さて、長文になってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます!

なんとなく中学受験のことが分かって来たでしょうか。

 

まだまだ、初歩シリーズが続きますが、次回も読んでもらえるとうれしいです。

 

それではまた次回!

 

 

 

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